補強壁下地は、壁下地を厚い板にする施工です。
壁に重いものをとりつけたい場合に、必要になります。
例えば、絵画や、タオルかけなどです。
この壁下地の施工はオプションですが、高くはありません。そのため、可能性のあるところは、とりあえずやっておく!ということが可能です。
ただ、私はそのアイデアには反対です。
我が家でも、何ヵ所か壁下地を入れましたが、今のところ使っていません。
そもそも、タオルかけを追加したところは、必然的に壁下地ありになります。
つまり、一条工務店から引き渡しされた後に、家に加工を加えるかどうか。がポイントになってきます。
新築で引き渡された家に、すぐにネジを打つ気にはなかなかなれないものです。
今後どうなるかわかりませんが、今のところ使う予定はありません。
ただ、私が壁下地を反対する最大の理由はそこではありません。
一番は、壁下地が、折角の高い断熱性を下げてしまう可能性があるという点です。
一条工務店に限らず、外壁には断熱材が詰まっています。壁下地を入れるということは、その断熱材のスペースを奪うことになります。
家の断熱性を定性的に測定することは困難ですので、あくまでも推測の域を出ません。しかし、最大限断熱性を上げるためには、外壁には加工を加えるべきではありません。
最後に。
どうしても、壁下地を入れたいという場合のオススメは家の中の壁です。家の中の仕切り壁は、なにもなければ空洞になっています。そのため、断熱性には、何ら影響はありません。