加湿器1台で、家全体をカバーするためには、階段への配置が最適とお話ししました。
ただ、加湿器のサイズは56×30cmのスペースを必要とします。
何も言わなければ、階段は図面上、幅一マス(90cm)で設定されます。その場合、折り返しの踊場スペースの有効サイズは実質75×75cm程になります。
ここに加湿器を置くと、踊場の半分が奪われることになり、人の通行が困難になってしまいます。
そのため、まず必要なのは、幅広階段を選択することです。
幅広階段とは、幅1.25マスの階段です。この場合、踊場の有効スペースは100×100となるため加湿器を置いても70cm以上の通行幅は残せます。
もう一つが、踊場へのコンセントの設置です。
加湿器は、電力の供給が必要です。階段の踊場にコンセントがないと、階段に設置するハードルが非常に高くなります。
壁にケーブルを這わせれば出来なくはないですが、やはり残念感は否めません。
ただ、私の場合は加湿器のためにコンセントをつけたというよりも、掃除機を使うためにつけておこうと考えていました。
しかし、実際に使っている掃除機はコードレスのためコンセント自体は不要でした。設計段階でそのことに気がつけていなかったのが効を奏した形ですが、コンセントをつけていて助かりました。
皆さんも、床暖房に必須な加湿器の配置は、設計段階でご検討ください。
★階段に設置するポイント
- 幅広階段にする
- コンセントを設置する